神のみこころ⑤「みこころと助言・相談」聖書の実例

エルサレム会議(使徒15章)

 

 

救われるために割礼が必要であるかどうか、激しい論争があった。

ペテロは、割礼のない異邦人が救われたこと、

バルナバとパウロは、第一次伝道旅行において、

彼らを通し異邦人の間に行なわれた神のみわざをあかしした。

ヤコブは、聖書から言葉を引用し、割礼の必要がないことを主張した。

これがアンテオケ教会とエルサレム教会の合意となり、公とされた。

 

 

 

ヨーロッパへ渡ったパウロ一行(使徒16章)

 

 

パウロ一行は、第二次伝道旅行の途上にあった。

彼らは、アジヤでみことばを語ることを聖霊によって禁じられ、

ビテニヤ方へ行こうとした際には、

イエスの御霊がそれをお許しにならなかった。

彼らは、ムシヤを通ってトロアスに下った。

ある夜、パウロはマケドニア人の叫びの幻を見た。

“パウロがこの幻を見たとき、

私たちはただちにマケドニヤへ出かけることにした。

神が私たちを招いて、彼らに福音を述べさせるのだ、

と確信したからである”(10節)

(ここで「確信」と訳された言葉は、

いろいろな意見のある中で、

話し合って確信したという意味があります。)

そこで、彼らは、ただちにトロアスを出発した。

 

 

 

箴言のみことば

 

 

“指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る”(11:14)

“愚か者は自分の道を正しいと思う。しかし知恵のある者は忠告を聞き入れる”(12:15)

“密儀をこらさなければ、計画は破れ、多くの助言者によって、成功する”(15;22)

“相談して計画を整え、すぐれた指揮のもとに戦いを交えよ”(20:8)